原作 中山文十郎、漫画 ぢだま某『まほろまてぃっく 7』GUM COMICS(ワニブックス)

仏像評価 9
物語が急展開をみせるのが7巻なの。終わっちゃう日常。
管理者のフェルドランスの作戦により人質にされる優、深雪、凛、千鶴子、浜口、川原、式条先生。本作における日常サイドの登場人物もついに戦いに巻き込まれます。みなわは管理者のサイボーグだったことが優に知らされます。
フェルドランスによって優の父、美里良の死の真相が明かされ、それを認めるまほろ。隠し事がどんどん暴かれていきます。後戻りできなくなっていく。
でも、「ぼくはまほろさんを愛してるから。」と優。大量の失恋者が(笑)。
優を盾にしたフェルドランス。フェルドランスを撃てないまほろまほろに「心」があるゆえの弱点にフェルドランスが気づけたのは、彼にも「心」があるからでしょうか。メフリスはメフリスで逆にものすごく人間ですけど。
リューガの加勢により人質は解放、形勢逆転。サイボーグを「消却」処分にしないという約束を裏切ったメフリスへの怒りでみなわは特殊能力を発動、メフリス抹殺。
身体の限界を超えて特殊能力を使ったみなわに「なんでそんな簡単に死のうとするのですかっ!」と涙ながらにビンタかますまほろ。王道だけど好き。まほろとみなわと優が「家族」やっているのは。まほろ・みなわの姉妹には、後に773=ななみも加わり、安藤3姉妹となります。みなわがお姉ちゃんに。
でも実は無理していたのはまほろも同じで、彼女は帆風博士からもはや稼働時間が限りなく少ないということを知らされます。いつも各話の最後に「まほろさんがその機能を停止するまで 残り〜日」と出てきますが、「涙のあとさき」では「まほろさんがその機能を停止するまで 残された時間は僅か……」になります。
7巻の最後の最後。自分の「死」に直面して、「死にたくない」という気持ちが抑えられなくなるまほろ。「私……もっと優さんの傍にいたい…」。とうとうきてしまいました。ここから先がどう描かれるかによって、私の、作品としての『まほろまてぃっく』評価は、決まってくるんだろうなと思います。あとヴェスパー・セイント・管理者の三つ巴の戦いの行方と。もうひとつ気になっていた美里良の死乗り越えイベントはまあよかったんじゃないかと思います。