コゲどんぼ『ぴたテン 8』DC(メディアワークス)

仏像評価 9
最終巻。『ぴたテン』は後半が良かったです。あ、ネタバレしまくりよ?
小星の湖太郎への告白シーンから始まります。相思相愛だと思っていた美紗が実は前世の小太郎を湖太郎にみていただけだと知り傷心の湖太郎の心は揺らぎます。小星でもいいかーと(もっときれいな表現の仕方できなくてすみません)。でもそんな湖太郎の態度は、小星を本気で好きな天には許せないのでした。綾小路天って、才能に恵まれながらもいろいろな場面で悲運の人ですね。天の気持ちを聞いてから、やっぱり小星に「ごめん」という湖太郎。
美紗は湖太郎は小太郎じゃないということを受け入れて湖太郎から離れてからも、湖太郎のことが忘れられません。
湖太郎は美紗に告白をして、2人はラブラブに。でも人間と天使。
美紗の天使試験終了は湖太郎の本命中学の合格発表と同じ日。試験内容は、人間・樋口湖太郎を幸せにすること。ただし天使の力を使うことができるのは1回のみ。最初はこれまでと同じことをやればいいのだから簡単だと言っていた美紗ですが、ことはそう単純ではありませんでした。美紗は天使試験に落ちたら存在が消え、たとえ合格したとしても湖太郎とは別れなければならないのです。それを知り、美紗とは絶対に別れたくないと言う湖太郎。別れたら幸せになんてなれない……。
失恋した小星、国立受験に失敗した天、2人とも時間はかかったけど自分の足で立ち直ることができました。そして美紗の言葉。「天使は見返りを求めず、人間の幸せを望み……」「そして幸せの方向にほんのちょっとだけ背中を押してあげるのがお仕事っス」。かつて小太郎は、美紗に背中を押されて、そのまま帰らぬ人となりました。結局、美紗にすがることをやめられなかったから……。湖太郎は、自分の世界で生きていこうと決意します。
天使試験最終日。小太郎は本命の中学に合格。そして、美紗に、天使の力で自分の身体を天使の姿を見ることのできない身体にしてほしいと言います。これが、湖太郎の出した2人が幸せに生きていくための答えでした。湖太郎が次の一歩を踏み出すために背中を押すのが美紗の役目でした。
天使の力を使う美紗。消える美紗の姿。最後に見えた気のする真っ白な美紗の姿。
こうして小太郎はまた生きていくのでした。おわり。
帯に書いてある通りの「涙と感動のクライマックス」でした。『ドラえもん』の幻の最終回(噂話の最終回ではなく、たまにアニメ感動シーンとかでやってるやつ)や『天国に一番近い男』の最終回をちょっと思い出しました。その他何かと似通っていても、『ぴたテン』のラストはあれで良かったと私は思います。
ラストに向かうにつれて、たまに美紗がとてもいい表情をしていたと思います。お姉さんというか、お母さんというか。萌え、いや、きれいでした。
アニメ版はまだ全部観てないけど(笑)、漫画版は、ぬるくても、あるいはそれゆえに、私は好きです。アニメ版も休暇とって観なければな! いつになるやら。
積読になってる神様の話も読まないとー。