荒川弘『鋼の錬金術師 2』ガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)

仏像評価 8
まず、ショウ・タッカーの話。家族を合成獣にしてまで研究を進めようとしたタッカー。内容はアニメとほぼ同じ。タッカーやグラン准将もスカーに殺されたというのはアニメではまだでていません。アニメでは両者とも未だ生存。アニメの方が扇情的な演出がありました。それとアニメの方が深く読める構成になっていると思います。まだ私は原作はこの2巻までしか読んでいないので、「現時点では」というだけですが。
スカー登場。国家錬金術師、そして自分の行く手を阻むものは皆、内部から破壊してしまう人。錬金術を「神への冒涜」などと言いつつ、自分自身錬金術を使うし、国家錬金術師しか狙わないし、ただの狂信者ではなさそうだと思っていましたが、軍の国家錬金術師に恨みをもつイシュヴァールの民だったのですね。軍事国家の少数民族過激派テロリストみたいなもの。
謎の一味の一人、エンヴィー登場。彼らはいったい何者なのか。人間なのか?
マスタング大佐の意外な弱点露呈。雨などしめった環境では「焔の錬金術師」としての力を発揮できない。ホークアイ中尉にはっきり「無能」呼ばわりされちゃいましたね。マスタング大佐のちょっと軽めな面はアニメでは今後出てくるのかな?
でかくて人情が厚いアレックス・ルイ・アームストロング少佐はなかなか愛すべきキャラクターですな。でもなー、こういうキャラは途中で重要人物をかばって死ぬ確率が高いから注意なのだ! それか『北斗の拳』の「山のフドウ」的役回りとか。