荒川弘『鋼の錬金術師 3』ガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)

仏像評価 8.5
アニメだけ観ている人はネタバレ要注意!
第9話「家族の待つ家」。エドとアル、護衛のアームストロング少佐はスカーに破壊されたエドの右腕を作り直すためにエドとアルの故郷リゼンブールへ。機械鎧を作る職人はエルリック兄弟の幼なじみウィンリィ・ロックベル。本作の萌え担当というかたぶんヒロインです。あ、それと、ウィンリィの祖母ピナコ・ロックベルも職人さん。
エルリック兄弟にとってウィンリィの家はたったひとつの帰る家。兄弟はリゼンブールを旅立つ時に自分たちの家を焼き払って後戻りできないようにしたのでした。私にもそんな覚悟があればねぇ……。覚悟をしなくてすむ人生ならそれはそれでいいと思いますけどね。
アルの弱点発覚。背中の内側にある血文字の印を崩されるとアルの魂は鎧に定着できなくなってしまう。つまり、印が崩れる時がアルの死。
腕を復活させたエド錬金術でアルの身体復活。
組み手をする2人。ああ、ここからアニメのEDのアクションシーンはきているのかな。アルはかなり強いらしい。エドは昔からアルとケンカして勝ったことがない。
「いってらっさい」とエドとアルを見送る寝起きウィンリィ萌え。でもウィンリィ、ひとつ機械鎧の部品が残っているのを発見。やばいですよ、エド! 3巻後半でのバトルのそのまた先に腕がとれちゃったりして?
第10話「賢者の石」。賢者の石の材料は生きた人間。まあ大変。いい展開。
第11話「二人の守護者」。「お父様に報告」と、ラスト。その「お父様」が謎のびっくり人間集団のボスか?
第12話「「人間」の定義」。私が敢えて突っ込まないとしてきたことの一つに突っ込んでくれる展開で嬉しい。アルに向けられた「その人格も記憶も兄貴の手によって人工的に造られた物だとしたらどうする?」という問い。肉体がないということの重大さ。リゼンブールという故郷のもつ意味は今のアルフォンス・エルリックという存在にとってエド以上に重要であると思います。
賢者の石の秘密がありそうな第5研究所跡地を守る元死刑囚「スライサー」は鎧に魂を宿らせている兄弟。しかし、頭部に宿っている兄はかなり無能なのでは、と思う(笑)。