今野緒雪『マリア様がみてる』コバルト文庫(集英社)

仏像評価 8
ごきげんよう、お姉さま。
マリみて」。題名だけは結構メジャーな作品かな。ここにたどり着くような人たちの中では。
どんな作品かというと……カバーの内容紹介文を引用するのが手っ取り早いですね。

純粋培養の乙女たちが集う、私立リリアン女学園。清く正しい学園生活を受け継いでいくため、高等部には「姉妹(スール)」と呼ばれるシステムが存在していた。ロザリオを授受する儀式を行って姉妹となることを誓うと、姉である先輩が後輩の妹を指導するのである。高等部に進学して、まだ姉を持っていなかった祐巳は、憧れの『紅薔薇のつぼみロサ・キネンシス・アン・ブウトン)』である二年生の祥子から、突然「姉妹宣言」をされるが!?

まあ、そんな感じでして。
今回は祥子が大好きなんだけど諸事情から祥子のロザリオを素直に受け取れない祐巳が、祥子からロザリオを受け取る=姉妹になるまでのお話。
私は白薔薇ロサ・ギガンティア)が好きです。なんか一番電波をわかってくれそうな人だ(笑)。柏木と相対する時の熱い白薔薇さまがいい。祐巳にしょっちゅうちょっかい出すのも楽しい。
後半はカレー祭。皆でカレーを試食した後、シンデレラの王子役として招待された花寺学院生徒会長柏木にもカレーを早く食べさせようと必死になる山百合会リリアン学園生徒会)の面々。「我々だけスパイシーじゃ、失礼でしょ?」。言いたいことはわかるけど、「スパイシー」が可笑しい。
「花寺だって、お釈迦様が見ているでしょう?」と柏木に言う祐巳。そ、そうか! 『お釈迦様がみてる』*1、これだ(なにがだ)! ちょっとお釈迦様がかわいそうだ……。

*1:検索してみたら、何件かヒット。やっぱりねぇ……(笑)。