荒川弘『鋼の錬金術師 4』ガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)

仏像評価 8.5
自分の人格は兄がでっちあげたもの(つくったもの)なのではないかと疑心暗鬼のアル。ちょっとしたことからそのアルの思いが爆発。一方、エドはアルを鎧の身体にしてしまったことをアルは恨んでいるのではとずっと心配していたのでした。お互いにずっと気持ちをためこんでしまっていたエルリック兄弟。エドとアルはすぐに信頼関係を取り戻しますが、これは「言葉で示してくれなきゃわからないこともあります」(byウィンリィ)という話。「わかってくれるはずだ」とか「いわないほうが彼(彼女)のため」とか「言葉より行動」なんてことじゃすまないこともあるってことですね。社会人的には「報連相」が大切、ってことですね。面倒でも言葉にして伝えたり、文書化したりすることが危機管理(信頼維持)につながるのです。そのコストはまた別問題で、それらを包括する問題として結果的にどう動くかを決めることになるのでしょう。まあ簡単に言えば、なぜジェスチャーが何を表しているか当てるクイズがあるのかってことですね(笑)。
後半、訃報が……。ヒューズ中佐は各地の混乱から何か軍の危機になることを読み取ったらしい。マスタング大佐に情報を伝えようとして電話をかけようとしたヒューズ中佐をエンヴィー(かな? 少なくとも謎の一派の一人)が暗殺。ああ、娘の3歳の誕生日祝うってのはその前兆だったか。
ラストやエンヴィーは一体何者なのか……。
大総統はいい人そうだけど、なんかエルリック兄弟の前に立ちふさがるような気がします。それとも本当に改革派なんだろうか。