荒川弘『鋼の錬金術師 5』ガンガンコミックス(スクウェア・エニックス)

仏像評価 8.5
機械鎧技師の聖地」ラッシュバレー。ウィンリィ憧れの町。
エド国家錬金術師の身分を証明する銀時計の中の、家を焼いた時のエドの決意をみたウィンリィもまた決意する。「エドが安心して旅を続けられるように、力になれるように、あたし、もっと腕をみがいて少しでもいい機械鎧を付けてあげたい」。これで正式にウィンリィがパーティに加わったという感じ。ウィンリィはラッシュバレーに残って機械鎧技師の修行をすることに。
エドとアルは彼らの錬金術の師匠のいる町、ダブリスへ。きっと師匠って怖いねーちゃんなんだろうなーって思っていたら、まあ想像通り。ああ、病弱(血を吐きまくっている)なのは予想外だったけど。禁を破って軍の狗になってまで成し遂げたいことがあるというエドと、変わり果てたエドとアルの身体をみて、エルリック兄弟の師匠イズミは「何があった」と問う。ここから過去編(エルリック兄弟がイズミに仮弟子入りするところから)。錬成陣なしで錬金術を使えるエドにイズミが「あれをみたのか?」って言っていたけど、「あれ」って何だろう。錬金術の法則を身につけるような何かなんだろうか。
イズミが最初にエルリック兄弟に課した試練は、1ヶ月、無人島で錬金術を使わずに2人で生き延びること。さっそく変なモンスターが。さあどうするエルリック兄弟、ってとこで次の巻に続く。