『カレイドスター』36話「レオンとの すごい 特訓」
仏像評価 8.5
3年に一度開催されるサーカスの祭典、「サーカスフェスティバル」。前回の優勝者であるレイラは、今回のサーカスフェスティバルにそらかメイを自分の代わりに推薦したいと言います。サーカスフェスティバルにはペアで出場が原則。そらかメイのパートナーはレオンとなります。最初、そんなもんに参加するか、という態度だったレオンもレイラに「覚悟がない」なんて言われては出場するしかありません。今、レオンに正面から対抗できるのはレイラだけですね。経験と実力に裏打ちされた言葉をもっているというか。
「死神」の異名をもつレオンはこれまでパートナーを皆潰してきて、業界では彼を恨むものが多いらしい。サーカスフェスティバルで優勝するためには彼を嫌う審査員とも戦わなければなりません。
メイはレオンがチャンスとして与えたアドリブについてゆけず、怪我を負い、パートナー争いから早々に脱落。(レオンを)「信じていたのに」とメイ。
そらはレオンの特訓を受けることに。特訓の内容は簡単。様々な状況の中でずっと片足で立っていること。そらの弱点は基礎ができていないことだと見抜いているレオンは、その弱点を修正しようとしているのでした。
しかし、その特訓のあまりの過酷さに、レオンは単にそらを潰そうとしているだけなのではと恐れるケンやロゼッタ。特訓の非常識さにレイラも、なにをそんなに恐れているのか、とレオンに言います。レオンは無意識のうちにそらを恐れているのかもしれない。そらは自分の夢なのだからくだらないことで潰したら許さない、とレイラ。そらに期待しているからこそ、レイラはサーカスフェスティバルの話をした時も厳しかったんだろうな。
レオンも自分がむきになっていたことに気づいたのか、そらに合格通知。それを聞いたメイは、もうカレイドステージにはいられない、と思うのでした。そらを育てるためにわざとレオンのパートナーに選ばれたようなメイはちょっとかわいそう。勝手にレオンを盲信していたのはメイだけれども。メイにはぜひ立ち直ってもらいたいものです。