今野緒雪『マリア様がみてる 黄薔薇革命』コバルト文庫(集英社)

仏像評価 8.5
黄薔薇のつぼみ支倉令とその妹の島津由乃。令は騎士のように由乃を守ってきました。黄薔薇革命とは、由乃が令にロザリオを返す、すなわち姉妹関係の解消を宣言したことを指します。この事件に影響を受けた少女たちが自分のお姉さまにロザリオを返し、大パニックに陥るリリアン女学園
大ショックを受ける令。黄薔薇さま黄薔薇さまでなぜか呆けてしまっていて黄薔薇ファミリーのお家騒動はなかなか収拾がつかない。
由乃の真意は、令との関係を背負ったり背負われたりするのではなく、手をつないで歩いてゆく関係にしたいのでした。
肝心な時に呆けてしまっていて何も覚えていない黄薔薇さま、いいなあ。その理由もまた。とってもマイペース。
祐巳のお姉さまとして振舞いたがる祥子いいです。なかなか素直にならないところも可愛くてよろしい。

祐巳ちゃんって、やわらかくって抱き心地いいから癖になりそう」
「人肌が恋しくなったら、どうぞご自分の妹をお抱きになったら?」

白薔薇さまと祥子のやりとり。今回も白薔薇さまはセクハラオヤジです(笑)。祐巳曰く「そこだけ取り出したらすごく誤解されそうなセリフ」をそこだけ取り出してしまった(笑)。
145頁の挿絵。文中では私服のはずの祐巳が制服姿。

考えてみれば、生きるってことは、自分のためにという大前提はあるけれど。それ以上に、この人のために生きなくちゃいけないとか、誰かを残して逝けないとか、そういうパワーの方が人を生の方向に強く引き寄せるような気がした。

このアニメのために生きなくちゃいけないとか、同人誌を残して逝けないとか、そういうパワーの方が人を生の方向に強く引き寄せるような気がした。
ラストの令と由乃、ラブラブパワー全開です。いいです。190〜196頁。
祥子さま関連の語りはid:miduki-s:20031220#1071901867さんに任せることにする(笑)。