今野緒雪『マリア様がみてる いばらの森』コバルト文庫(集英社)

仏像評価 9
感動した。せつないなーもう!
白薔薇さま*1佐藤聖)のお話の1冊。サブタイトルの「いばらの森」と「白き花びら」の2本立て。とはいっても、「いばらの森」と「白き花びら」は一つの話の前編・後編のようなものなので「いばらの森」から読んでいくのがベスト。
白薔薇さまの百合な感じの禁断の過去をめぐって起こる騒動を描いたのが「いばらの森」で、白薔薇さまがまだ白薔薇のつぼみだった頃の話が「白き花びら」。
いばらの森」では島津由乃が活躍。探偵役。支倉令にクッションを投げつけるなど、興奮して暴れまわります。由乃さん、元気ですなー。そこがいいのだけど。
いばらの森」は白薔薇さまのお話ですが、最後はきれいに祥子と祐巳がしめてくれます。
「いばら」も「花びら」もクリスマスの話ですね。どちらのクリスマスも素敵です。
以下、気に入ったところ。

一粒で二度おいしい姉妹。

聖が祥子と祐巳の姉妹を評して。

相性って、似ているとか似ていないとか、そんな物じゃなくて、お互いが居心地いい空気を一緒に作り出せるかどうかが勝負じゃないかってぼんやり思った。

何を今更、かもしれないけど、ちょうど仕事を色々な人とやって思っていたことだったので。
「挽きたてのブルマン」のンをとったら大変だ。ていうか意味不明。

*1:白薔薇さま」と書いて「ロサ・ギガンティア」と読む。最初の頃は覚えられないと思ったのにいまはすらすらと出てきます。