世界をリバースエンジニアリング

ああこういう説明の仕方もあるのかと思って引用。書いてある内容と大体同じようなことはこれまでも考えていたのだけど、うまくまとまっていませんでした。

 科学って、いわば「世界をリバースエンジニアリング」しているんですね。世界を構成しているものを調べたり、物理法則を調べているじゃないですか。あれって、誰かが作ったプログラムをプログラマが解析しているのと同じようなものですね。このクラスとこのクラスがこういう関係にあるとか、テストケースを与えて、振る舞いを調べたりとか。乱暴な言い方をすれば、科学は世界をリバースエンジニアリングしているみたいだな、と。

 それでですね、ここから大事な話なんですが。リバースエンジニアリングが意味を持つのは、そのシステムを作った設計者が存在するときだけなんです。だから、もしもデザインした設計者がいないもの、そもそもデザインなどされていないものはシステムとは呼べないし、調べてもつまらない。

 この世そのものを探っているサイエンティストが、その向こう側にいる本当のデザイナー、世界をクリエイトしたクリエイターの存在を意識するのは、当然だと私は思います。だから、科学者が世界の創造主としての神さまを信じるというのは、とても自然なことだと思います。