今野緒雪『マリア様がみてる バラエティギフト』コバルト文庫、2004年

仏像評価 8
雑誌掲載分+書き下ろし。主人公は物語によって異なる。
萌えーっていうよりは、リリアンで起きたちょっとした話を淡々と、という感じ。
「降誕祭の奇跡」の主役たちは一般生徒たち。ありがちな話かもしれないが、いい話だ。
「ショコラとポートレート」。江利子さまに追いかけられる笙子萌え。やがて笙子と蔦子が出会うところを読んでみたいなあ。
「羊が一匹さく越えて」。リリアン女学園高等部受験・入学時の乃梨子の話。乃梨子の受験偏差値の高さを思わせる描写多数。それは既定のことだからいいんだけど。乃梨子の白ポンチョの中に入りたい(変態ですね)。
「毒入りリンゴ」。『レディ、GO!』直後の江利子さま話。挿絵の聖さま気に入った。まだまだ彼女たちは大学1年生。嗚呼。
バラエティギフト」。由乃さん。