塩野七生『ローマ人の物語8 ユリウス・カエサル ルビコン以前』上 新潮文庫、2004年

仏像評価 8.5
ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)
世界史上の大指導者の1人、ユリウス・カエサル30代後半までを描く。
「民衆派」のマリウスと「元老院派」のスッラの時代は、「元老院派」の勝利で終わる。しかしカエサルは少しずつ「民衆派」の新リーダーとしての立場を固めていく。カエサルと同世代のポンペイウスが順調に独裁者への道を歩む中、カエサルは未だ凡庸なキャリアでしかない。借金は莫大な額であったが。カエサルの最大の債権者はローマ1の金持ちクラッススである。カエサル30代のとき、カエサル以外の将来の3頭政治メンバは既に強大な勢力を築いていた。
カエサルは殺されそうな場面でよく友人たちに助けられている。カエサルの人望のなせる業だ。