顧客企業について調査

システム屋だからといって、パソコンの知識が豊富だったり、プログラミングができたりするだけで良いというわけではない。それらはシステム屋としてやっていくための必要条件ではあるが、十分条件ではない。顧客がシステムを導入するのは、それで結果的には業績が良くなると考えているからである。だが顧客はシステムの専門家ではないから、どのようなシステムを導入すればいいのかがわからなかったり、システムを導入することの利点を誤解していたりする。システム屋はまず顧客と、なぜシステムを導入するのか、システムでなにをしたいのか、ということをよく話し合う必要がある。これは余談だが、メイドさんをあなたの家庭に導入する時にも、斡旋所とよく話し合うべきである。この話し合いが後々、猫耳のあるなし、スカートの長さ、叩き起こすのか目覚めのキスなのか、などなどに影響してくる。後から、こんなはずじゃなかった!と言うことにならないためにも、なぜメイドさんなのか、メイドさんとなにをしたいのか、ということをしっかりと伝えておこう。メイドさんと同様システムにおいても、導入初期における方針が、やがては細部(テキストボックスの位置、項目の表示の有無など)をも決めることになるのだ。システム導入においては、後のフェーズになればなるほど仕様変更の手戻り工数は膨大になり、最初からしっかりと仕様を決めていた場合の数倍ではきかない場合もあるという。メイドさんも然り。『家政婦は見た』を『まほろまてぃっく』に仕様変更するのは至難の業である。
顧客と話し合うためには顧客のことを知らねばならない。基本方針を策定した後も、システム屋自身が、この機能はどんなときになんのために使われるのか、ということを意識し、もしかしてこっちの機能のほうがこの目的には向いているのでは、と思ったら、それを顧客に提案していかねばならない。システム屋が目的と手段をつなげるのだ。
前置きが長くなってしまったが、そんなわけで、1年目社員に顧客企業の調査という宿題を出したのだった。明日問題を出すから、と言ってね。それを思い出したのが21時過ぎ。実は何も準備していなかったので慌てて問題をつくったところ。