柳沼行『ふたつのスピカ』2 メディアファクトリー、2002年
仏像評価 9.5
MISSION:05〜MISSION:08
- アスミ、国立東京宇宙学校宇宙飛行士養成コース入学。このコースの理念は塩見先生の言葉を借りれば「宇宙を夢見るごく普通の子供たちが当たり前のように宇宙を目指す、そのことによって宇宙そのものが身近な一般的なものになっていく」こと。
- 宇喜多マリカはお嬢様だった。それも東京宇宙学校に最多の寄付をしている家の。
- マリカはアスミの努力の人っぷりをみて、徐々に態度を軟化させる。
- アスミを目の敵にする佐野先生、嫌な奴だねー。事情はあるんだろうけど。アスミの父のせいで出世コースから外れたとかの過去があるんだろうか。塩見先生とは対照的。
- 「君の父親が獅子号を墜落させた」佐野先生の衝撃の発言を受けて、ふさぎこむアスミ。とうとう学校に出てこなくなる。
カムパネルラの森
- 2015年の話。獅子号墜落事故から5年。
- 獅子号のパイロットだった恋人(=ライオンさん)から未だに自由になれない鈴成先生が新たなスタートをきるお話。よかったよかった。
ふたりの星 はっぱ星
- これも5年前の話。
- アスミの父は事故調査委員会遺族係に任命される。当然、かなり精神的にきつい仕事。
- 獅子号事故の遺族から恨まれることもあるわけで。アスミと遺族の子の交流。