『ローゼンメイデン・トロイメント』10話「巴」

仏像評価 9.5

  • 1つの回としてはすごく良かった。悲しいけど良かった。お葬式+末期癌患者の最期みたいな回だった。
  • ずっと宙を舞い続けていた蒼星石。やっと安らかに眠ることができたのだった。原作通り、蒼星石ローザミスティカ水銀燈が口から吸収。水銀燈は真紅を圧倒する力を手に入れ、目的のローザミスティカが手に入ったことで薔薇水晶との同盟を破棄。Nのフィールドを去っていく。
  • ローザミスティカを手に入れた水銀燈が真っ先に駆けつけたのはめぐのもと。めぐにローザミスティカの力を注ぎ込む。指輪から発せられる紫の光に微笑むめぐ。それをみて水銀燈も微笑む。蒼星石がやられてしまったばかりだというのに、この子、変わってきたな、いい子になったなと思った。
  • 桜田家では蒼星石のお別れ会。鞄の中に蒼星石を寝かせてしばしのお別れ。きっとまた蒼星石の魂は戻ってくるはず。皆が沈み込む中、雛苺の身体に変調が。
  • 蒼星石ローザミスティカ喪失(「死」とはまだ言えないと思う。水銀燈と違ってローザミスティカを奪われた状態ではほぼ「死」と言ってもいい状態なのかもしれないけれど)が引き金になって本格的にアリスゲームが始まったようだ。止まっていた時計が動き出した、あるいは執行猶予が解除されたようなものだ。雛苺はかつて真紅に敗れ自ら指輪を放棄したことでアリスゲームに参加する資格を失っていた=ローザミスティカを持って動き続ける資格を失っていたのだが、アリスゲームの進行が止まっていたか緩やかな中ではローザミスティカの喪失はすぐには起こらなかった。だがアリスゲームが再開された今、雛苺にも本来訪れるべきであった最期が訪れる。真紅経由の力の補給は停止される。
  • 雛苺の最期が近いことを真紅から知らされたジュンは雛苺を巴の家に連れて行く。最期は親代わりとも言える巴のもとで、ということなのだろう。雛苺と巴はゆっくりと最後の半日を過ごす。
  • 雛苺と巴の最後の会話は雑記::東ア大ニ法オ学タ部さん(いつも楽しく読んでます)の記事をご覧いただきたい。この場面は泣きそうになった。最後まで巴のことを気遣って、本当に雛苺は良い子だった!
  • 真紅は翠星石金糸雀を連れて雛苺のNのフィールドへ。金糸雀だけくんくん探偵に夢中なのは吹いた。それとも強がりさん? 雛苺ローザミスティカは真紅の中に吸収されていく。このままいくと最後は第1期と同様に真紅と水銀燈の決戦なのか? 消えていく雛苺のNのフィールド。この世界も眠りについたのだ。
  • 雛苺のNのフィールドから抜け出した真紅、翠星石金糸雀は槐の店に出る。そこにはジュンがいて、そして白崎=白兎=ラプラスの魔がいた。さらに薔薇水晶と、彼女が「お父様」と呼ぶ槐がいた。槐はローゼンだったのか。ローゼンはただの人間じゃないみたいだからこうやって登場してもおかしくない。
  • 次回予告を観ながら、次は誰なのか、と思ってしまう。せめて翠はやめて翠は。
  • 蒼い子よ……すっかり雛にもっていかれたね。合掌。